
【中二階に読書室のある家】
室内の断熱/気密工事が完了したので、施工精度の確認を行いました。

私たちはサーモカメラを用いてきちんと断熱材が入っているかを確認しています。
全棟で気密測定を行ってC値を確認するのと同様に、サーモカメラで確認して断熱欠損がないかを確認するようにしています。
高性能住宅の施工技術の高い大工さん達なので、いつも問題なく施工されているのですが、念のためにです。

弊社標準仕様のトリプルガラス樹脂サッシを見てみると、パッシブデザインで太陽の日射が当たり、室内側の表面温度は20℃。光熱費のかからない暖房装置になっていることが分かります。
南面のサッシには日射取得ガラスを使い、日中は太陽熱を充分に取り込み、夜はトリプルガラスのおかげで室内の熱が外に逃げていく(熱損失)のを抑えてくれます。
日射の取得自体はペアガラスの方が多くなりますが、ガラスが1枚減ることで熱損失の量も増えてしまいますので、私たちはトリプルガラスを標準にしています。

こちらの住まいでは、吹き抜けを設け大開口サッシを使用し、日射取得量を高くしています。
そのため、工事中の現場もあまり寒くはありません。
そして、夏の日射熱を抑えるをために庇屋根を設けて、直射日光がサッシに当たらないように計画されています。


床や天井の断熱施工も問題ありませんでした。
これから外壁側の付加断熱工事も始まりますので、室温はもう少し高くなると思います。

気密性能のC値は、実際の現場で実測が可能なのですが、断熱性能は実測することができません。
断熱性能を表すUa値や断熱等級の数値はあくまでも計算ソフトによる値で、その値は100%の施工ができらたの話です。
有識者の方々もおっしゃっていますが、100%の施工はかなり難しいと言われています。
大きな理由は、部材の接合部や施工しづらい非常に小さな箇所がたくさんあるためです。
どこまで手をかけて施工するかは住宅会社によって意見が分かれるところではありますが、弊社はできる限り手をかけて処理していくことを心がけています。

また、気密性能の確認として気密測定も行いました。
C値は0.22で、問題ない良い結果となりました。

また、弊社では、窓周りや構造材の接合部など気密の性能劣化の可能性のある部位に、先張り気密シート施工をおこなっております。
この方法には、気密性能の経年劣化を抑える効果がありますので、長期的に気密性を保つことができます。
