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2023.04.23




多肥上町の平屋。

前回は、室内側の断熱・気密工事についてでしたが、今回は外側の気密・防水工事について。


まず、柱の外側には、耐力面材(弊社ではダイライト)を全面に張ります。

耐力面材とは、地震の力を壁全体に分散される効果があり、壁全体で支えるため強度を高くすることができます。

より詳しく知りたい方は、ググってみてください。

そして、その耐力面材の継ぎ目には、気密テープにて気密処理をしています。



弊社では、室内側は防湿、外側で気密ととる考えなので、この耐力面材とテープ処理等で気密を高めています。

ボード気密と呼ばれる方法です。

ですので、梁や垂木が延びてくる下の赤丸部分のような凹凸部分にもテープで処理していきます。

また、室内側と同様に、外側のサッシ廻りにも先張り気密シートを張って、防水層を連続させています。



張り終わると、こんな感じになります↓↓↓(写真は、今工事中の川部町の家)


その後、透湿防水シートを張っていきます。

透湿防水シートとは、壁の中の湿気は通して外に逃がすが、外からの水分は通さない機能性シートです。

このシートは、ほぼ全ての新築住宅で張られていると思います。


外壁の仕上げ材(塗り壁、板張り、ガルバなど)や付加断熱にあわせて壁の構成を変える必要がありますので、弊社ではそれに合わせてシートを使い分けています。

多肥上町の平屋では、付加断熱の上に、STOという塗り壁で仕上げますので、その専用シートを張っています。

シート同士の貼り重ね部分は、専用の両面テープを使用して連結させて、ここでも気密性を高める処理を施します。


以前、実験も兼ねて室内側の断熱/気密シート処理前の外側のボード気密のみの時に気密測定をしたところC値=0.3でした。


また、サッシ周りや、貫通部(ダクト穴、配管の周り)は、防水・気密処理に気を使います。




こういったシートをとめるタッカー部分も、テープで処理。




下のような部分は、シートを張る前にも処理していますが、シートを張った後も再度テープ処理。

そこまでしなくても…と同業者さんにも言われますが、弊社では、2重3重の対策として、やると決めています。


この後は、細部の処理をもう少しやってから、気密測定を実施する予定です。

そして、付加断熱の工事へと進んでいきます。


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