
綾川町の家、上棟でした。
上棟工事の2日間は、我々も気密処理や熱橋処理で大工さん達と一緒に汗を流します。
事前に準備しておいた先張り気密シートが張られた横架材も、組み上げられていきます。

それに合わせて、木材を連結させる金物の処理をしていきます。

金物は木材と比べると熱を通しやすく、そのままにしておくと外の暑さ寒さを室内に通してしまう橋(熱橋)になってしまう為、空気に触れないようウレタン断熱で被覆していきます。

最後に、防水気密テープで処理して、気密と熱橋の処理が完了です。
このような部分は、一つ一つは小さいのですが、家全体でみると数十カ所もあって、軽視できません。
また、この作業は上棟工事の時にしか対応できないので、通常1日で終わる上棟工事をハウプロでは2日かけて行っています。

今回は、在来工法の為、屋根の気密ラインは母屋上で計画しています。
ちなみに、この場所はダイニングキッチンで吹抜けからの光と開放感が心地いい空間になります。

気密シートの上に、高性能断熱材を2層敷き詰めていきます。
また、端部はウレタン断熱で埋めながら進めていきます。
断熱係、ウレタン係、気密テープ係に分かれてテキパキと。
時々、大工さんに急かされて焦りますが(笑)

断熱材が敷き終えたら、その上に透湿防水遮熱シートを張ります。
その後、通気垂木を打って、屋根の通気層を確保していきます。

この空間が通気層になります。
真夏はほぼ真上から太陽の熱が降り注ぐ為、屋根は非常に高温になります。その熱が室内に侵入するのを抑えるためにも通気層は重要です。
また、万が一、雨漏りした際の2次防水の役割や、屋根の木材の腐朽を防ぐ役割もあります。

1日目は風が強く曇り空で寒かったですが、2日目は風も弱まり快晴で暑かったですね。
近くのやどん公園には大勢の人が訪れていて、子どもたちの元気な声が現場にも聞こえてきました。
それにしても、やどん公園の集客力がすごい。


施主様も2日間ありがとうございました。
お弁当や差し入れなど美味しくいただきました!
来週の現場での打合せもよろしくお願い致します。

★完成見学会のお知らせ
11月11日・12日 高松市御厩町にて
大スクリーンで映画とゲームを楽しむ28坪の平屋
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