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2022.11.15



太田下町の平屋。

現場にサッシが届きました。

トリプルガラス樹脂サッシです。



普通はすぐに大工さんがサッシを取付するのですが、ハウプロではその前に、サッシ周りの先張り気密シートを施します。

目的は、気密性の劣化を抑えて、窓周りの防水も確保するため。



窓が付く周りに、専用のシートを張っていきます。
室内側には調湿気密シート、外側には透湿防水シートを張っていきます。
シートが混在するので、張る順番も大切です。



窓の形って四角なので、凹凸(角)が多いですよね。
そういう部分は、実は、後から気密シートをきれいに切って、テープで止める作業がやりにくいので、後から気密(防湿)しやすいように先に張っておくのです。あとは、シートを張り重ねるだけで気密層をしっかり繋ぐことができます。

また、無理な負担をかけて留めていないので、将来的な気密性の経年劣化も抑えることができます。

(上棟時の、梁への先張り気密シートと同じ目的です)

こんな感じになります。


これで、ようやくサッシを取り付けることができます。

大工さん曰く、普通の家より窓だけで5つくらい工程が多いらしいです。


トリプルガラスは重いので、この窓は私も含め3人がかりで取付け。


あと、前々回のブログで【どこを気密ラインにするかも重要】と書きましたが、ハウプロは、屋外側で気密をとっているので、その処理も行います。

耐震性を高める耐力面材(ダイライト)の目地部分(★)に防水気密テープを貼ってすき間をふさぎます。



また、屋根の気密シートも負荷の少ない位置(★)でつなぎます。


このように屋外側で気密をとることで、夏の屋外からの湿気の侵入を防ぐことができるため、夏型結露のリスクを抑えることができます。

また、室内側にも気密シートを張りますが、こちらは逆に、冬場の室内の湿気が壁の中に移動させないための防湿の役割も兼ねています。内部結露の防止対策です。

ハウプロのQ&Aに少し記載しておりますので、ご興味あればご覧ください。

iwamatsu

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