
今日の朝の気温は1℃。
香川県でもこの冬1番の寒さになりました。
現場のバケツの水の表面も凍っていました。

寒さが厳しいということで、【丸亀の家Ⅳ】の室温をサーモカメラで測ってみました。
状況としては、
・工事中のお家なのでもちろん無暖房。
・時刻は8:30。
・断熱、気密工事は完了済みで、HEAT20・G2の性能になります。
・気密測定では、C値=0.15。
まず、玄関に入ると、ほんのりと暖かいです。
体感としては、暖かいというよりは、寒くないという感じです。

理由は、前日に窓から取り入れた太陽の熱(日射取得)が室内に残っているから。
そして、断熱・気密性が高いので、その熱が一晩たっても残っているという状況です。
魔法瓶の水筒のイメージですね。
それでは、さっそくリビングの壁をみてみます。

壁の表面温度は、約12℃。
そして、南の大きなトリプルガラス樹脂サッシのガラス表面は、17.8℃。
自然のお日さまの熱で、室内を温めてくれています。
ちなみに、サッシの樹脂フレームは、13.6℃でした。
(そう考えると、樹脂アルミの複合サッシフレームは、もっと温度が低いはずなので、フレームの影響は大きいと思います)

実際に生活しているオーナー様方とお話していると、人や家電製品からも熱が出ているので、夜寝るときに暖房を消して、朝暖房なしで寝室が16℃以上のお家が多いです。
そのため、晴れた日中だとあまり暖房は使わず、日が暮れてからエアコンを運転する暮らしも十分可能です。
ただ、暑い寒いの感じ方には個人差がありますし、家の方位や間取りによっても体感は若干変わりますので、我慢せずその方に合った暮らしを送ってもらえたらと思います。
お家の基本性能は高いので、少ないエネルギーで済みますから。
あとは、現場の施工精度が重要になります。
Ua値ももちろん大事ですが、それはあくまでも計算の値で、100%完璧な施工ができてのその数値です。
いい材料を使って、いい計算値でも実際の施工に問題があると、その性能は発揮されないのです。
最後に、外の温度も見てみました。
太陽が当たっていない西側の外壁は、1℃以下…。

日差しが当たっている南面の外壁は、約3℃。
外はやっぱり寒いです。

iwamatsu
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