
御厩町の平屋、上棟工事を行いました。
本来の予定日が雨予報でしたので、施主様ともご相談して1日ずらしてもらいました。
高気密の家では、極力雨に濡らせたくはありませんし、こちらでは、シロアリ防蟻にホウ酸を採用している為、雨は天敵なのです。
当日までは、厚手のブルーシートで雨養生。
雨水が貯まると侵入する可能性が高まるので、山にして流れ落ちるように考えます。
これが結構大変なんです (;^_^A
また、事前に数社の天気予報サイトを見て確認します。
晴れ予報であれば問題ないのですが、今回はサイトによって予報や降水確率が異なっていたり、毎日予報が変わったりと、こちらも判断に悩みました。
施主様もご理解頂きましてありがとうございます。

そして、当日。

こちらでは、金物ピン工法で組み上げていきます。
金物は強固で断面欠損が少なくできるメリットがありますが、木と比べて熱を通しやすいデメリットがあるので、処理が必要です。

具体的には、こういった接合部分を気密テープや発泡ウレタンで気密・断熱、そして熱橋の処理を施していきます。

こんな感じになります。
金物を断熱材で被覆して、屋外の熱が室内に入ってくるのを抑えます。
また、こちらでは付加断熱で外壁全体を断熱材で包みますので、金物だけではなく、木材の熱橋も減らすことができます。

お天気も良くなってきました。
事前に準備しておいた先張り気密シートもバッチリです。
先張り気密シートの準備

真ん中にある床は、本棚のあるロフト空間になります。
こちらには、あえて窓はとらずに施主様こだわりのアレをつけます。
楽しみですね。

そして、屋根部分へ。
まずは合板を張ります。
合板同士の継ぎ目は、気密テープですき間をふさいでいきます。

その上から、気密シートを張って、

断熱材を敷いていきます。
50㍉厚の高性能断熱材を2層、合計100㍉厚の屋根断熱。
これで、屋根に近い真夏のロフト空間も快適!

そして、遮熱透湿防水シートを張って、1日目は終了。

2日目は、屋根の通気垂木からスタートです。
(以下2枚は別現場の写真)

きちんと屋根の通気層をとってあげると、夏涼しく過ごせます。
夏の日中は、暑い日差しがほぼ真上から屋根に当たりますので、通気層の確保と屋根の断熱強化が大切です。

祝上棟!
おめでとうございます。

たくさんの差し入れやお弁当、ありがとうございます!



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