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2023.05.18




御厩町の平屋、上棟工事を行いました。

本来の予定日が雨予報でしたので、施主様ともご相談して1日ずらしてもらいました。

高気密の家では、極力雨に濡らせたくはありませんし、こちらでは、シロアリ防蟻にホウ酸を採用している為、雨は天敵なのです。

当日までは、厚手のブルーシートで雨養生。

雨水が貯まると侵入する可能性が高まるので、山にして流れ落ちるように考えます。

これが結構大変なんです (;^_^A

また、事前に数社の天気予報サイトを見て確認します。

晴れ予報であれば問題ないのですが、今回はサイトによって予報や降水確率が異なっていたり、毎日予報が変わったりと、こちらも判断に悩みました。

施主様もご理解頂きましてありがとうございます。



そして、当日。


こちらでは、金物ピン工法で組み上げていきます。

金物は強固で断面欠損が少なくできるメリットがありますが、木と比べて熱を通しやすいデメリットがあるので、処理が必要です。



具体的には、こういった接合部分を気密テープや発泡ウレタンで気密・断熱、そして熱橋の処理を施していきます。


こんな感じになります。

金物を断熱材で被覆して、屋外の熱が室内に入ってくるのを抑えます。

また、こちらでは付加断熱で外壁全体を断熱材で包みますので、金物だけではなく、木材の熱橋も減らすことができます。



お天気も良くなってきました。

事前に準備しておいた先張り気密シートもバッチリです。

先張り気密シートの準備


真ん中にある床は、本棚のあるロフト空間になります。

こちらには、あえて窓はとらずに施主様こだわりのアレをつけます。

楽しみですね。


そして、屋根部分へ。

まずは合板を張ります。

合板同士の継ぎ目は、気密テープですき間をふさいでいきます。


その上から、気密シートを張って、


断熱材を敷いていきます。

50㍉厚の高性能断熱材を2層、合計100㍉厚の屋根断熱。

これで、屋根に近い真夏のロフト空間も快適!


そして、遮熱透湿防水シートを張って、1日目は終了。


2日目は、屋根の通気垂木からスタートです。

                           (以下2枚は別現場の写真)


きちんと屋根の通気層をとってあげると、夏涼しく過ごせます。

夏の日中は、暑い日差しがほぼ真上から屋根に当たりますので、通気層の確保と屋根の断熱強化が大切です。


祝上棟!

おめでとうございます。


たくさんの差し入れやお弁当、ありがとうございます!






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