
松縄町の家。
話が前後しますが、基礎工事の様子を。
こちらは、ハザードマップを確認したところ災害時に浸水の可能性がある為、基礎の高さを通常より高めの70㎝としています。(一般的には40㎝)
許容応力度計算にて耐震等級3を確保しており、基礎も地中梁や補強筋にて補強されています。

基礎の配筋検査も問題なく合格しています。
第三者機関の検査と聞くと安心されるかもしれませんが、これって耐震等級3の検査ではありません。
実は、申請図面の通りに工事ができているかどうかの検査なので、図面通りであれば耐震等級1でも合格できますのでご注意を。

70㎝の高基礎の為、職人さんにとっては、作業時にまたぐのが大変でした。
私も足が短いので、太ももにきますね…。

これは、墨だしの様子。
土台を敷く前に、基礎に土台の位置を引いていきます。

また、こちらではシロアリ防蟻の為に、ホウ酸処理を採用していますので木材が白っぽくなっています。
一般的な殺虫剤のシロアリ防蟻と比べて、費用は高くなりますが、効果が半永久的で再度散布の必要がありません。
注意点としては、濡れるとホウ酸が流れ落ちてしまうので、雨に濡らさないことが大切です。

そして、こちらは床下エアコンを採用していますので、基礎断熱(基礎内断熱)となっています。
この場合、床下空間も室内ととらえますので、基礎の表面に断熱材を張り付けていくことになります。
ただ、1年ほどは基礎に含まれる水分が放出されるため、断熱はまだ張らずに、できる限り基礎の乾燥を優先させます。
すぐに断熱材を張って床下を閉じてしまうと、場合によっては湿気や結露によるカビ等の危険性がありますので、気を付けないといけません。

施主様は、床下空間が高いので収納などで使うことも想定されています。
その為、床下点検口は出入りしやすい大きなタイプを採用しています。
★いよいよ今週末
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高松市仏生山町にて
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