
【六条町の35坪の平屋】
3月9日(日)まで構造現場見学ができます。
その案内はブログの最後に。
こちらは、上棟工事から20日ほど経過しました。
まずは上棟の1週間後に施主様と現場打合せをしました。
実際の現場で照明やコンセントの位置、棚板の高さ等を確認しています。
この時は寒かったなぁ。

その後、トリプルガラス樹脂サッシの取り付けです。

窓をつける前には、気密、防水、透湿の3つの役割をもつシートを先張りしてから、窓枠を取り付けています。
先張りシートには、気密性能(C値)の経年劣化を抑える役割もあります。

一般的な窓工事と比べて工程が非常に多いので、大工さんは大変なのです。
窓を取り付ける前に(ブログ)

その後で、壁の断熱工事に入っていきます。(充填断熱)

断熱性が高いグラスウールを使っています。
グラスウールはコスパ的にも優れた材料ですが、高い施工精度が求められます。

断熱材が入ると、工事中の室内の寒さも抑えられてきます。
その後、サーモカメラで施工精度を確認してから、気密シート張りに進んでいきます。
断熱材はすき間なく壁の奥までしっかりと入っていることが大切です。


断熱工事の後は、気密工事に入ります。
気密シートには、可変調湿気密シートを使い、壁の中を良好な環境に保てるよう配慮しています。また、グラスウールとシートの繊維が密着するので、重力による長期的な断熱材の沈下も防ぐことができます。

また、室内の気密性を高めるのと同時に、外壁側の気密処理も行っています。
室内は壁の中への湿気の侵入を防ぐ防湿の役割、外壁側は気密の役割です。
内側だけだともしも外から侵入した場合、悪さをする可能性もありますよ。


外壁側の気密工事についてはこちら
その後、壁の付加断熱に進んでいきます。
完成すると見えなくなってしまう部分ばかりですし、手間のかかる事も多いですが、信念を持って取り組んでいます。
