今週末は、完成見学会です。
さて、こちらの住まいの気密性能を表すC値は0.13です。
ちなみに、高断熱高気密の高性能住宅を希望される場合は、気密測定は必ず実施することをおススメします。
家は1棟1棟間取りも違えば、気密に影響を及ぼす窓の大きさや数も異なりますよね。
なので、この前のお家は良かったから今回も大丈夫という訳ではないのです。
さて、このC値ですが一般的にはC=1以下が良いとされていますが、経年劣化も考慮すると新築の段階でC=0.5以下は確保しておきたいところです。
それにしても、最近は気密とかC値とか聞くことが増えてきましたね。
では、そもそも気密の目的は、何なのでしょうか?
答えは、結露の防止です。
つまり、家に断熱材が使われるようになったことで、外と中の温度差が大きくなり壁の中で結露が発生したというわけです。
その解決の為に、気密(防湿)が重要という考えが生まれたという経緯があるそうです。
逆に、すき間風が多い昔のお家(築60年以上の田舎のおばあちゃん家のイメージ、断熱材なし)では、結露は発生しません。
なぜかというと、屋外と家の中がほぼ同じ温度だから。
(冬、外が0℃だと、家の中は3℃くらいなので温度差が小さく結露しにくい)
ということで、断熱材を入れるなら気密(防湿)は必須です。
高性能住宅だけ気密(防湿)にすればいいという事ではないのです。
現在、断熱材が入っていないお家ってないと思いますので、全ての新築住宅には気密(防湿)が必要だと個人的には思います。
また、工事中の注意点としては、断熱/気密層を連続させることが重要になります。
断熱材が入っていないところや、気密(防湿)層が切れていたり、穴が開いたままにしていると良くないです。
お菓子の袋も密閉されていますよね。もしも小さな穴が開いているとそこから水分が入って湿気ちゃいますから。
すっぽりと包み込むイメージですね。
(資料:住まい環境プランニングレジュメ)
話を最初に戻しますが、それらがきちんと施工できているかどうかを確認するための気密測定でもあるのです。
気密って、実際に住み始めるとあまり意識しないかもしれませんが、そういう事って実は結構大事だと考えています。
明日のブログでは、美装後の見学会場の様子をご紹介します。
iwamatsu
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