【丸亀の家Ⅱ】です。
上棟工事に向け、土台敷きを行いました。
すでにこの時から、断熱気密の処理が始まっています。
接合金物や貫通部分の配線周りを断熱ウレタン材で被覆していきます。
これは気密の為でもありますし、ヒートブリッジ(熱橋)による内部結露を防ぐ為でもあります。
金物は、木材と比べると熱を伝えやすいので、何もしていないと外の熱(暑さ/寒さ)が金物を通して内部に入ってきてしまいます。
例えば、真冬だと外の冷たい温度が下写真の赤矢印始点の丸い金物からボルトを通じて中に伝わってきます。
そして、金物と木材との温度差が大きくなると結露を起こす危険性もあります。
その結露が長期間繰り返すと腐朽菌により木材が痛んでしまう事もあります。
熱が丸い金物からボルトを通じてここまで伝わってきてしまいます。
それを防ぐために、金物が直接空気に触れないよう断熱ウレタンで被覆するのです。
そのあとで気密テープも貼ります。
床には、その他にも水道や汚水の配管も貫通してくるので、処理が必要な所が多いのです。
あとは、お天気を祈るだけです!
iwamatsu
インスタに【綾川の家】の動画アップしました。