高松の現場です。
大工さんが金物を取付けしてくれています!(^^)!
✖で入っている筋交いや
接合金物たち。
バランスを考えて計算していて、必要な場所に取り付けます。
4月中旬には、構造見学会を予定しております。
さて、前回のブログの続きです。
お家の耐久性に影響を及ぼす内部結露(壁体内結露)。
冬の窓に見られる結露(表面結露)はご存知の方が多いかと思いますが、それが目に見えない壁の中で起こる結露が内部結露。
そもそも、なぜ結露が起こるのかということですが、内部と外部の気温差が激しいときに温度が低い場所で暖かい水蒸気を含んだ空気が冷やされ、水蒸気の一部が水に変わることで発生します。
コップの表面の水滴も同じですね。
そして、その結露(水分)は柱や梁などの構造体を腐らせる原因となります。
日本の住宅寿命は30年とよく言われていますが、その原因は、結露や漏水(雨漏りなど)による木の痛み(腐り)で耐久性が低いためです。
(参考写真)
日経新聞「本当に怖い「内部結露」 断熱材取り付け誤ると命取り」
でも逆に考えると、この内部結露を防いで、お家の耐久性を高めることができれば、海外のように50年以上住みつないでいくことができるということです。
では、そのためにはどうしたらいいのでしょうか?
それは、結露計算をすることだそうです。
勉強会や研修で、著名な講師の方々がおっしゃるには、
「多くの住宅会社は、雰囲気や勘で考えた断面構成で工事をするから、失敗するんです!」と指摘(;^_^A
結露計算することで、結露するのかしないのか、もしするリスクがあるのならどう改善したらいいのかもが分かります。
要は、きちんとしたデータで確認しましょうということですね。
全くその通りだと思います。
サンプルですが、こちらは内部結露リスクの低い断面構成。
こちらは、同じ断面構成ですが、屋外と室内の温度、湿度差によっては、✖判定の層があります。
青い線と赤い線が交差してしまうと、そこで結露の恐れがあるということです。
グラスウール、ロックウール、スタイロフォーム、セルロースファイバーなどいろいろな種類の断熱材がありますが、それぞれに一長一短がありますので、一番いいのはコレというわけではないと思います。
大切なことは、断熱材によって、熱伝導率、透湿抵抗値が異なります(性質が異なる)ので、使う部材に適した断面構成にすることですね。
家づくりの際には、結露計算をしているかどうかを確認してみることをおススメします。
iwa
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