【出作町の平屋】です。
只今、断熱気密の施工中です。
壁の断熱材は、高性能裸グラスウールを使用しています。
(写真:上福岡町の家)
一般的な袋入りのグラスウールでは、筋交い部分の奥まできちんと断熱材を充填することが難しいので、裸グラスウールを使っています。
裸グラスウールの場合、そういった部分にも充填できます。
(写真:上福岡町の家)
施工後、正面からみるときれいに仕上がっているようでも、もし奥まで詰まっていない場合、断熱欠損となり温度ムラが生じます。
これは、寒い冬にサーモグラフィカメラでみるとよく分かります。
断熱材を入れた後は、その上から調湿気密シートを張ります。
このシートは、家の気密性を高めるとともに、防湿層の役割も果たしています。
そして、調湿の言葉通り、目に見えない壁の中の湿度を調整してくれます。
具体的には、冬は防湿性能を発揮し、夏は透湿性能を発揮します。
その為、一年を通して壁の中の湿気を適正に保つことができますので、壁体内結露を防ぎ、家の耐久性にも高い効果があります。
余談ですが、昨日、20代の新規のお客様がご相談に来られました。
「何年、住みますか?」とお聞きしたところ、「60年くらいですかね」とおっしゃっていました。
一言に性能と言っても、様々な性能があります。
長く住まう家には、耐久性という性能も大切と考えております。
いつもありがとうございます(^^)/
iwamatsu