【丸亀の家】
今日から建て方です。
まずは、1階の柱から立てていきます。
弊社は金物工法の為、接合部分に金物が取り付けられています。
その金物に横架材を掛けて、ドリフトピンで固定していきます。
外部に面する横架材には、前もって先張り気密シートを張っています。
先張り気密シートの目的は、気密層を連続させやすくするため。
躯体の接合部周りは凹凸が多いので、その部分の気密施工が難しくなります。
先張りだと事前の準備手間はかかりますが、気密層が途切れるのを防ぎ、後で気密シートを繋げやすくなります。
(他にも方法はありますが、試行錯誤の結果、弊社はこの方法。)
柱を差し込む金物の内部には、発泡ウレタンを注入して気密処理をしています。
金物の貫通部分には、断熱欠損処置。
金物は木よりも熱を伝えやすいため、熱橋(ヒートブリッジ)になりやすい部分。
そのため、発泡ウレタンで被覆して熱の移動を和らげます。
また、ピンの打込み周りは気密テープで全て処理。
このような気密・断熱欠損処理は、地道な作業。
ただ、1か所では性能値に影響はないと思いますが、家全体でみると100か所~200か所ほどありますので、無視できないと考えています。
そのため、建て方工事は通常1日で終わりますが、高性能住宅の場合はこのような作業もしながらとなりますので、弊社では2日ほどかけて進めています。
1日目はここまで。
お疲れさまでした。
明日もよろしくお願いします!
iwamatsu
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