【満濃の平屋】です。
外壁の白い透湿防水シートを張る前に、窓の周りの先張りシートをテープで耐力面材(あんしんボード)に貼りました。
シートとボードのすき間をなくし、湿気の移動も防ぐためです。
また、ボード同士のジョイント部分もテープで塞ぎ、気密をとります。
また、金物のボルトや釘など、外と室内を貫通している部分は、熱橋(ヒートブリッジ)となる場合がありますので、発泡ウレタンで覆って対策を施します。
金物(金属)は熱を伝えやすいですから。
例えば、真冬の外の冷たい温度が金物を伝わって室内に入ってくるのを防ぎたいわけです。
可能性は低いかもしれませんが、対策なしでは金物と周りの建材の間で温度差が生まれ、万が一露点に達してしまうと壁の中で結露が起こる可能性があります。
壁の中は、いろいろな素材で作られているので、温度差ゼロは難しいのですが、その温度差をできるだけ少なくすることが大切だと考えています。
こちらの住まいでは、その対策として付加断熱も採用して、使うエネルギーが少なく、夏涼しくて冬暖かい住まいを目指しています。
また、外壁が左官仕上げ(塗り壁)となりますので、外観の佇まいも楽しみです。
正直、付加断熱は一般的な断熱工法と比べると、建築時のコストは結構上がりますが、これから家で過ごす30年以上のトータルコストから考えると、決して高くはないと考えております。
iwamatsu
★ブログ一覧はこちらから。