【出作町の家】です。
工事も進んでおりまして、外壁は仕上げの下地としてモルタルを塗り終えたところです。
このあと、塗り壁(左官)で仕上げます。
和を感じる落ち着いた佇まい。
室内は天井や床に無垢の木をふんだんに使っており、工事中の今でもいい香りがして心地よいです。
森林浴しているようなあの感じですね。
その分、木を操る大工さんの仕事は大変ですが、そこはいつもお願いしている気心がしれた大工さん。
丁寧に進めてくれて感謝します。
2階の天井は、斜めの勾配天井にヒノキを張って仕上げ。
床は無垢の杉。
ここもいい香りが漂っています (*’▽’)
家の中の空気(香り)って大切だと思います。
その為、弊社ではできる限り自然素材をお勧めしています。
複合フローリングやビニールクロスなどの新建材は、品質が均一で工事も早くできる優れた材料ですが、これらの多くは石油製品でできており、接着剤や可塑剤、安定剤などが含まれています。
これらを全く使わないことは難しいかもしれませんが、私たちは無垢の木や漆喰の塗り壁など呼吸する自然素材を多く使います。
人は人生の80%以上は建物(家、学校、職場等)の中に居るといわれています。
90歳まで生きるとすれば72年以上は建物の中ということになります。
もし、その建物が石油製品で作られた材料で囲まれているとしたら、はたして心地いいのでしょうか?
人間は呼吸する生き物です。
そして、自然素材も人間と同じように呼吸しています。
湿度が高い時には湿気を吸収し、乾燥していれば放湿してくれます。
有害物質や臭いを分解/消臭してくれたり、素材の持つほのかな香りややさしい肌触りで癒してくれたり。
そんな空間で過ごすことも豊かさのひとつではないでしょうか。
こちらのお家が完成して、床をスリスリするのが待ち遠しい。
iwamatsu
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