1/18,19の構造見学会にあたり、引き続き高性能住宅のキホンを書いていきたいと思います。

 

【その2 気密とは】

「気密、気密」とよく聞きますが、気密性が高いということは、お家にすき間が少ないということ。

すき間が多いと、そこから空気が出入りしてしまいます。

冬の冷たい外気が入ってきたり、夏のエアコンで冷やした空気が外に逃げて行ってしまったり。

例えば、分厚いフワフワのダウンジャケットを着ていても、ファスナーを開けていたり、破れて穴が開いていたりするとそこから冷たい空気がスース―入ってきて寒いですよね。

そんな感覚です。

実は、家にはすき間ができやすいポイントがたくさんあります。

具体的には、玄関ドアや窓、エアコンや水道管の配管周り、屋根と壁の間、床下などがあります。

そのすき間を気密シートや気密テープなどで塞いで気密性を高めると、家の中と外の間で空気の移動が減って、夏涼しく冬暖かく過ごせるお家になります。

 

 

さらに冷暖房のエネルギー(光熱費)も抑えることができます。

 

逆に、気密性が低い(すき間が多い)とエアコンの強運転で暖房しても、すき間から冷気が入ってきて暖かくなりません。

ずっと強運転ですし、電気代も高くつきますし、その割に床は冷たくて暖かさは感じにくい…。

(そのため、日本では冷暖房を極力いれずに我慢をして過ごす方が多いのが現実です)

 

↓すき間の多い家(気密性が低い家)↓

 

また、気密性についても断熱性と同じく明確な義務基準はないので、会社さんによって違いがあります。

高気密の数値的な定義はないのですが、一般的にはC値(シーチ)という数値で表されており、C値=1以下を高気密と呼ぶことが多いです。

この数値が低いほど、気密性が高いということになります。

また、今は24時間換気設備の設置が義務付けられていますが、C値=1以上だと想定通りに換気が働かなくなります。

その意味でも、C値=1以下を目指したいところです。

 

 

そして、そのC値は、実際の現場で気密測定をすることで分かります。

性能にこだわった家づくりをされている会社さんは、すべての家で気密測定をしていますので「気密測定はしていますか?」と質問してみてください。

↓気密測定の様子↓

 

ちなみに、弊社の場合、直近5棟の平均C値は0.14でした。

これは非常に良い結果なのですが、C値って家の間取りや形、窓の形状や数によって1棟1棟違ってきますので自社基準としてC値=0.5以下を目標にしています。

C値=1以下で良いハズなのに、なぜ0.5以下としているかといえば、家が完成して最初の数年において気密性が劣化するとされているからです。

国内での実証データはまだ少ないのですが、10%~30%ほど経年変化するといわれており、それを見越して0.5以下としています。

それをクリアしていれば、将来も1を越えることは防げると考えています。

 

今回の話をまとめると

★気密性が高いと少ない電気代で快適に暮らせる。

★気密性を示すC値が1以下を目指す。

 (気密劣化も考慮するなら0.5以下を)

必ず、気密測定はしましょう。

 

それにしても、こういうお話って気密単体で考えるのではなく、断熱や換気、防湿、施工性などの観点も関わってくるので奥が深いです。

とても1回のブログでまとめるのは無理ですね(^_^;)

ご興味あれば来週の構造見学会でいくらでもお話ししますよ。

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断熱・気密のブログ(ハウスプロジェクト)

 

次回は、窓について。

 

 

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