省エネ基準の義務化関連の記事がありました。

この件については、何度かブログで書いていますが、先日、弊社もお世話になっている【パッシブハウスジャパン】と【M’s構造設計】を含めた6団体が共同声明を出されたそうです。

6団体が「省エネ基準適合義務化」求める共同声明(新建ハウジング)

国から今後の方向性について最終決定されると思いますが、どうなることやら。

 

ご自身で省エネについて勉強されているお客様はともかく、そうではないお客様にとっては、義務がないという事は『住む家の省エネ性能は自分で決めてください。あなたの家の数値は〇〇です。それでいいですよね?(←これでは分かんないですよね?)』と言われているようなもの。

冬あたたかくて、夏すずしい、そして、省エネな家。

それって、家を建てる全ての方が、望まれることだと思うのですが、違いますかね。

このブログを読んで頂いている方は、義務化されなくても性能を大切に考えた家づくりを目指していると思いますが、知らない方や分からない方が多いのも事実です。

そういった方々が、建ててから後悔しない為にも、国が最低基準を決め義務化することは間違っていないと思うのですが。

先輩家族1000人に聞きました。

 

ただ、香川県は、他県と比べて企業側/建て主側共に新築における省エネ意識が高い傾向があるそうで、住宅会社さんや工務店さん(大手メーカーさんも含め)多くの企業で、現時点ですでに、義務基準(Ua=0.87)をクリアした家づくりがされていると思います。

(建てる時には、きちんと聞いて確認してくださいね)

あとは、どこまでその性能を高めるかが、違っていると思われます。

 

そして、その性能レベルによって、住みはじめてからの体感温度が変わります。

体感温度(たいかんおんど)とは、人間の肌が感じる温度の感覚を、定量的に表したもの(ウィキペディアより)

外の気温と、室内の温度が同じでも、性能レベルによって体感温度が違うのです。

私たちの体感温度は、常に建物の外皮(屋根、壁、床、窓の外気に接する面)の断熱性能と気流の影響を受けています。

夏の魔法瓶の水筒と、プラスチックの水筒を想像してもらえると分かりやすいかと思います。

魔法瓶の方は、断熱性能が高いので、少ない氷(省エネ)で、長時間冷やしておけますよね。

一方のプラスチックの方は、断熱性能が低いので、たくさんの氷(たくさんのエネルギー)を入れておかないとすぐに氷が溶けて、ぬるくなってしまいます。

(だん02より)

(省エネ診断士テキストより)

 

例えば、断熱性能の悪い(写真の左側)壁や窓をそのままにして、省エネ型エアコンを使って冬の室温を27℃まで上げてしまえば、いくら外皮の表面温度が低くても、体感温度を21℃とすることができます。

 

でも、この方法が省エネでかつ快適かと聞かれれば、ノーというのが定説です。

エアコンなどの設備で無理やり巻き返しを図ろうとしても、性能の悪い外皮との間で、常に対流が起こり、不快感につながります。

これは、冬、部屋の上の方は暑いくらいだけど、足元がめっちゃ寒いとか、寝ている時に窓から冷たい冷気が降りてくるのを感じるアレです。

みなさんもこのような経験をしたことがあろうかと思います。

つまりは、暖かさの質が違ってくると言えそうです。

iwamatsu